

症状とお悩み


生理痛

このようなお悩みはありませんか?
・痛みが酷い
・動けないくらいの痛みがある
・生理周期が不安定
・情緒が安定しない
生理痛について

子宮が収縮することで起こる下腹部や腰の痛みです。
子宮内膜からプロスタグランジンという物質が過剰に産生され子宮が強く収縮することで痛みを引き起こすと考えられています。
生理痛は個人差があります。
これは、生理痛の程度には個人差が大きく、痛みを感じる部位や程度も異なるからです。
また症状が重かったり、生理痛で日常生活に支障をきたす場合は「月経困難症」と呼ばれます。
月経周期・経血期間・経血量について


一般的な生理周期の正常な範囲は月経の開始日から次の月経の前日までの日数で25~38日です。
月経の持続期間は3~7日で経血量は20~140g程度です。
周期のトラブル
・月経周期が24日以内の場合は「頻発月経」
・39日以上の場合は「稀発月経」
どちらの場合もホルモン分泌が正常ではない可能性がある。
経血のトラブル
月経の出血は3〜7日間続くのが一般的
・月経期間が1〜2日間の場合は「過短月経」
・8日以上の場合は「過長月経」
1回の月経周期で正常な出血量は約20〜140ml。
また経血が多すぎたり少なすぎたりするのも体質改善が必要。
生理周期を詳しく解説
月経期
月経期は出血が始まってから終わるまでの期間です。
そして、妊娠しないと黄体ホルモンと卵胞ホルモンの血中濃度が低下して子宮内膜が剥がれ落ちていく血液とともに体外に排出されます。
「これが月経の正体」
月経期間中は子宮の収縮を促す発痛物質が分泌されるので人によって月経痛がおこる。
また思春期のころはホルモンバランスが安定しないので月経期間や経血量も不安定になりがちです。
増殖期(卵胞期)
増殖期(卵胞期)は下垂体から分泌される卵胞刺激ホルモンの血中濃度が上昇する。
それによって成熟卵胞からは卵胞ホルモンが分泌されるので子宮内膜が増殖して少しずつ厚みを増していく。
・増殖期(卵胞期)は、心身ともに最も安定している時期。
・肌や髪の状態もよくなり、気持ちも落ち着いてポジティブに過ごせる。
・ダイエットの効果も出やすいなど、何かを始めるには最も適した時期。
それゆえ閉経が近づくにつれて期間が短くなる傾向がある
排卵期
卵胞ホルモンの分泌量が増えると卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンの濃度が上がり排卵期の始まる。
また排卵にはホルモンの急激な変化がともなうため、冷え、むくみ、腹痛、カラダのだるさといった体調不良をおこしやすくなる。
下腹部の左右どちらかで鈍い痛みを感じることがあるが原因不明。
排卵日前後は体調不良をやわらげるために睡眠をしっかり取って、生活リズムを整えることが大切。
カラダを冷やさないようにしたり、ストレスを発散したりすることも排卵期の体調不良の改善に効果的。
分泌期(黄体期)
黄体ホルモンの分泌を始まります。
子宮内膜は厚く柔らかくなって妊娠に適した環境へと変化していく。
子宮内膜が着床に備えて受精卵のための水分や栄養素がため込まれるようになる。
(月経前の浮腫の原因)
妊娠が成立しなかった場合、再び月経が始まる。
月経前は女性ホルモンの影響でカラダもココロも不安定になる。
この時期は下記のような症状を訴える女性が多い。
・腰痛・頭痛・肩こり・ニキビなどの不快な症状が出やすい。
・イライラ・憂うつ感・眠気・不眠・過食などに悩まされるケースも多い。
この症状は個人差があり、全ての女性が同じような症状が発生するわけではない。
西洋医学の生理痛の治療
西洋医学での生理痛の治療方法は「薬」に頼ることになります。
痛み止めや、ピルなどで強制的に生理周期を変えたりします。
周期を強制的に変えても根本的な治療にならないので、
鎮痛剤などで一時的に症状を緩和させることは、臭いものに蓋をして表面上で見えないようにしているだけです。
投薬治療を治療と呼んで良いのか疑問に思ってしまうのは間違いでしょうか?
皆さんはどう思われますか?
投薬治療を全て否定するわけではなく、自然摂理に沿っていない治療が投薬治療です。
生理痛の根本原因が気質的な病気は西洋医学の手術が必要になることもあります。
例えば、子宮筋腫・チョコレート嚢胞・悪性の腫瘍などは西洋医学の外科手術が効果的です。
しかし・・鍼灸治療でも症状を改善できることがあるので切除は最終的な治療と思っていただけたら幸いです。
東洋医学の生理痛の治療
東洋医学では生理痛はホルモンバランスの乱れや発痛物質ではなく、身体の根本に原因があると考えます。
身体の全体を俯瞰して診察をする東洋医学では根本原因を突き止めることができます。

「火の無い所に煙は立たぬ」という言葉があります。
この言葉の通り東洋医学では火のないところに煙はたたないという考えから「火元=根本原因」と考えて、根本原因である火元を消火することで病の根本原因を突き止めて治療することでさまざまな症状を改善します。
東洋医学は2500年前もの歴史がある伝統医学です。
五感を使い季節の変化をみて患者さんの状態を把握していました。

東洋医学では「四診」という診察方法を用いて患者さんを診察します。
「四診」は現代医学のような数値などは用いないので表面上で把握出来ない部分を診察することができるため一人一人に適した治療が可能になるため根本的な病の原因を治すことができます。

東洋医学の考え方は【組織・器官は個別に機能するのではなく全体は繋がっている】と考えます。

西洋医学の考え方は真逆になり、症状によって診察の科目が分かれてしまっているので身体全体が繋がっていると考えない為、慢性病や難病などの根本治療が難しいことが多い。
東洋医学の治療「五臓六腑」について
東洋医学では下記の表のように病が五臓六腑と呼ばれる東洋医学の臓器に関係していると考えます。

強い月経痛・生理不順がある方は五臓の【肝】のバランスが乱れている方が多いです。
「肝」の機能失調でみられる方の特徴
・頭痛
・情緒不安定
・生理の症状:生理痛
・首・肩・腰痛などの症状
・手足の末端の冷え
・爪がもろい
生理痛の他に上記のような症状があらわれます。
東洋医学の「肝」について

東洋医学の肝には「疏泄作用」「造血作用」と呼ばれる働きがあります。
西洋医学では肝臓は血液の貯蔵庫になります。
東洋医学でも血という物質があり「蔵血作用」とは蓄えている血を「疏泄作用」で全身へ巡らせます。
肝は車でいうとモーターのように常に稼働し、全身に血を送る重要な作用をしています。
生理前は血の流れが滞しまってしまうので、肝の疏泄作用を高めることで滞っていた血の巡りを促します。
血の巡りが良くなることで、派生して現れていた症状も改善されていきます。
鍼灸治療で「肝」を調整するには

古書の「肝」の経絡図です。
人体には頭から足の先まで361個のツボ(経穴)があります。
ツボとツボを繋ぐと1本の線になっておりその線を経絡と呼びます。
路線で例えると足立区の北千住ー西新井ー草加と繋がっているように大敦ー行間ー太衝ツボの道が肝の経絡となります。
肝の経絡は足の先ー陰部ー身体ー目ー頭とつながっております。
ツボを刺激して肝の経絡の巡りを改善することで生理痛・生理不順といった症状まで改善します。
また「肝」の経絡は生殖器・子宮を通っているので、
肝の臓器の調整をすることで生殖器・子宮の状態が良くなります。
「肝」を調整するツボ
1つ目のツボ:太衝

太衝は足の甲面「第一中足骨」と「第二中骨」の間にあります。足の親指と足の人差し指の間の骨と骨が交わるところが「太衝」です。動脈拍動部なので、「ドクン・ドクン」と拍動を感じます。指圧して少し痛みがあるとが、そこが太衝です。
2つ目のツボ:三陰交

内くるぶしから指4本上の骨(脛骨)の際にあるツボ
(押すと圧痛がある人が多い)
三陰交は婦人科疾患の特効穴です。
生理痛を改善し、子宮内膜が厚くなり、体温を上げる作用があります。
妊活中の方、不妊の方に絶対にお灸をやって欲しいツボです。
男性・女性問わず血に関わる症状がある方にはおすすめします。

火傷に注意してお灸をしてください。
婦人科の症状が改善された患者さんのコメント


当院の治療
当院には病院で治らない生理痛に悩んでいる患者さんが多くご来院されております。
西洋医学で治療しても治らず薬を服用し続けている患者さんが多いです。

東洋医学伝統の治療である「経絡治療」をおこなっおります。
日本で経絡治療を専門におこなっている鍼灸院は2パーセントほどと言われております。
当院では生理痛に悩みの患者さんを鍼灸治療で改善しています。
北千住にて皆様の健康の架け橋になれるよう全力で治療させていただきます。
生理痛にお悩みの方は足立区北千住にある千住鍼灸院にご来院くださいませ。